2009年10月25日

専門外の人が会計を学ぶ意味

本日は会計についての書籍「借金を返すと儲かるのか?」の紹介です。
借金を返すと儲かるのか?
借金を返すと儲かるのか?
おすすめ平均
stars大推薦
starsこれは素晴らしい!
stars面白い
stars恥ずかしい
stars簿記や会計の入門書として最適だと思いました。

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タイトルだけ見ると資産形成の類の話かと思いますが、中身は会計の入門書です。日本株のアナリストや各会社の経理部門などの専門家ではない人々が何のために会計を学ぶのかということ、そして「会計を学ぶと儲かるのか」という疑問が本書で解決します。

複雑な数式は出てきませんし、アナリスト試験のように必死で暗記する必要もありません。貸借対照表と損益計算書を1つの完成されたパズルになぞらえ、どのようなイベントでこの完成形が変化していくのかが、視覚的にわかります。まさに会計を専門としない人にとって画期的であるだけでなく、会計をそれなりに学んだ人でもはっとする部分があるかもしれません。私も本書を読んでかなりすっきりした気分になりました。

財務の勉強の一環としてぜひご一読されることをオススメします。



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posted by 貧乏独学者 at 15:46| Comment(4) | TrackBack(0) | オススメ書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

市場は効率的ではないんじゃないかと思う方へ

私と同じく効率的市場仮説に不信感を抱いている方、そして金融工学の多くが正規分布を前提に語られるのが多いことに疑問を感じる方、今回はその考えを後押ししてくれる書籍の紹介です。

一冊目は、「ソロスは警告する」。
ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ
ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ徳川 家広

おすすめ平均
stars世界的投資家の視点
stars偉人の書。記憶レビュー
stars儲けた張本人による警告
stars特に後半は読みごたえある一冊
stars苦労したが何とか読み終わった しっかり理解して、次の機会に役立てよう

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アナリスト試験の勉強において、市場は効率的だから結局は市場そのものを購入するのが一番、という考えを染み込まされた我々にとって、長年利益を上げ続けている人の考えは参考になるでしょう。
そもそも経済学は需要と供給が均衡点に向かうことを前提として考えていますが、実際は安いものほど売られ高いものほど買われる状況がままあるなど、現在の社会科学を自然科学と同じように扱うことの問題を鋭く指摘して、バブルができあがる仕組みなどを解説しています。彼の哲学でもある「再帰性」の考えをご堪能下さい。


続いてご紹介したいのが「ブラック・スワン」。
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質望月 衛

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stars理解不能です
stars訳が悪いとか、内容が空疎とか、もってまわった言い方とか言われてますが...,
stars不確実性の大辞典
starsこれはひどい
stars黒い白鳥がたくさん飛んでくる・・・

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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質望月 衛

おすすめ平均
stars下巻に結論めいたことは集中
stars経済学・経営学の最良副読本
stars現代ポートフォリオ理論の対極として読んでおくべき本
starsブラックスワンの飼いならし方は、下巻に書いてあるのです。
stars本書はデリバティブを駆使した「金融工学」なるものの終焉の宣言のように思えて仕方がない。

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「ブラック・スワン」とはその名の通り、「黒い白鳥」のことで、その昔は学説上黒い白鳥は存在しないとされてきたのが、実際に黒い白鳥の存在が確認されて覆されてしまいました。なぜそのようなことが起きてしまうのか、そしてそれが起こるとどうなるのかについて詳しく解説されています。
近年の金融工学の目覚しい発展により、世界には様々な商品が出回りもてはやされましたが、サブプライムショックから始まる金融危機には全く抗うことも出来ず、金融工学におけるリスク耐性のモロさを露呈してしまいました。我々は様々な数式を駆使してわかった気になっているだけなのだということが、この本を読むとよくわかります。結局は事前に計れないリスクがあり、そのリスクにどのように向き合うばよいのかをこの本は教えてくれます。


いずれの書籍も証券アナリストの勉強で偏ってしまった脳を、バランスよくしてくれるのに一役買ってくれることと思います。



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posted by 貧乏独学者 at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | オススメ書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月12日

証券アナリストの資格を取得することの意味

たまに証券アナリストの資格の勉強ってどれほどの意味があるのか、と考えてしまうことがあるので、今日はその内容について書き記してみます。あくまで個人的な見解ですのでご了承下さい。また、賛成・反対のご意見もお持ちしています。


まず、私は運用会社に勤めていますが、この資格で学んだ内容は私にとっては実務では役に立たない知識の方が多かったと思います。というより、実務に必要な知識はこんな机上の勉強をしたところで身に付きません。その業務を実際にやって初めて身に付くものですし、実践に勝る勉強法はないでしょう。

そしてこの資格を取得したところで運用の成績が良くなる訳でもなければ、株価を的確に予想できるようになるわけでもありません。そもそも市場はちっとも効率的なんかではないですし、配当で株価なんて決まりません。だから配当成長モデルなんてものをもとにCAPMを利用して株価を求めようなんて、現実に照らし合わせるとまったく無意味だと思うのです。

確かに、債券やデリバティブの価格計算の方法の修得は必須だと思いますし、これらについてはこの資格を通して勉強して良かったと思います。しかし、こられのような必然的に導き出されるもの以外については、「今はこういう考えが流行っているんだ」程度に捉えておくのがよいのではないでしょうか。いろいろな考え方があるのを学ぶのは大事なことですが、はっきりと答えが出ていない論点をこういう資格試験に出題してしまうのはどうかな、とも思っています。

結局は予想株価や銘柄の組み入れの理由について、後講釈を加えるための知識を得るために役に立つ程度の資格かなと考えてしまいます。現にこの資格を取得している多数のアナリストが同一銘柄をBuyだSellだと反対方向を言っているわけですし、その予想はちっとも当たりません。要はどうしてその予想をしたのか、という理由付けをもっともらしくするのにこの資格の知識が必要ということでしょうか。

ということで、この資格は出世するためには必要なのかもしれませんが、実務にはあまり役に立たないものだと思っています。業界ではどのような考えが流行っているのかを知っておこう、ぐらいに考えて挑戦するのがいいのかもしれませんね。


いつかは、この資格を取得している人の方が取得していない人よりも運用成績や証券分析力に優れている、という時代になってほしいものです。



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posted by 貧乏独学者 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アナリスト試験全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

電卓について

試験に際して関数電卓を使用するかどうかは1つ悩ましい選択肢といえると思います。多くの人にとって、関数電卓は日常業務で使用する機会はほとんどないでしょうから、試験のためにわざわざ買うのは気が引けると思います。

が、私は関数電卓を使用しました。そして使用して良かったと思います。なぜなら、べき乗や累乗根などの計算が容易というだけでなく、自分で考えた計算式をそのまま電卓に打ち込めるのでミスが少なかったからです。例えば、ポートフォリオの分散などの計算の場合、通常の電卓を使用する場合には自分で式を考えたあとに計算をいくつか個別に出し、最後にそれらを乗じたり足したりする必要があります。一方、関数電卓では式をそのまま電卓に打ち込めば一発で答えが出せるのです。こちらの方がミスは少ないと思いませんか?

もし、関数電卓を使用するのであれば、結構クセがありますから過去問を解く時などから使用して慣れておく必要があると思います。当日は、普段から使用している電卓と両方持っていくのが良いのではないでしょうか。

なお、おそらく会社の先輩などで過去にアナリスト試験を受けた方であれば関数電卓を持っている可能性があると思うので、借りられたら借りるのが無駄な出費を避けられて良いと思います。私は購入しましたが、試験以外では使用していません。金融関係の仕事においては、今どきExcelがあれば職場でも自宅でも関数電卓なんて使用する機会はないでしょう。

参考までに私はAmazonのクチコミを見て以下の電卓を購入したのですが、使いやすかったです。ただし、他の関数電卓を使用したことがないので、比較はできませんが。
CASIO スタンダード関数電卓 FX-991ES-N 仮数10桁
CASIO スタンダード関数電卓 FX-991ES-N 仮数10桁
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stars人間工学的に使いやすい
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stars土地家屋調査士試験には、最適
stars自然表示計算の処理速度が問題
starsおススメします

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posted by 貧乏独学者 at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | アナリスト試験全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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