2009年10月12日

証券アナリストの資格を取得することの意味

たまに証券アナリストの資格の勉強ってどれほどの意味があるのか、と考えてしまうことがあるので、今日はその内容について書き記してみます。あくまで個人的な見解ですのでご了承下さい。また、賛成・反対のご意見もお持ちしています。


まず、私は運用会社に勤めていますが、この資格で学んだ内容は私にとっては実務では役に立たない知識の方が多かったと思います。というより、実務に必要な知識はこんな机上の勉強をしたところで身に付きません。その業務を実際にやって初めて身に付くものですし、実践に勝る勉強法はないでしょう。

そしてこの資格を取得したところで運用の成績が良くなる訳でもなければ、株価を的確に予想できるようになるわけでもありません。そもそも市場はちっとも効率的なんかではないですし、配当で株価なんて決まりません。だから配当成長モデルなんてものをもとにCAPMを利用して株価を求めようなんて、現実に照らし合わせるとまったく無意味だと思うのです。

確かに、債券やデリバティブの価格計算の方法の修得は必須だと思いますし、これらについてはこの資格を通して勉強して良かったと思います。しかし、こられのような必然的に導き出されるもの以外については、「今はこういう考えが流行っているんだ」程度に捉えておくのがよいのではないでしょうか。いろいろな考え方があるのを学ぶのは大事なことですが、はっきりと答えが出ていない論点をこういう資格試験に出題してしまうのはどうかな、とも思っています。

結局は予想株価や銘柄の組み入れの理由について、後講釈を加えるための知識を得るために役に立つ程度の資格かなと考えてしまいます。現にこの資格を取得している多数のアナリストが同一銘柄をBuyだSellだと反対方向を言っているわけですし、その予想はちっとも当たりません。要はどうしてその予想をしたのか、という理由付けをもっともらしくするのにこの資格の知識が必要ということでしょうか。

ということで、この資格は出世するためには必要なのかもしれませんが、実務にはあまり役に立たないものだと思っています。業界ではどのような考えが流行っているのかを知っておこう、ぐらいに考えて挑戦するのがいいのかもしれませんね。


いつかは、この資格を取得している人の方が取得していない人よりも運用成績や証券分析力に優れている、という時代になってほしいものです。



ポチッとご協力下さい。いろいろな勉強法があって参考になりますよ〜。
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posted by 貧乏独学者 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アナリスト試験全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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