2009年10月18日

市場は効率的ではないんじゃないかと思う方へ

私と同じく効率的市場仮説に不信感を抱いている方、そして金融工学の多くが正規分布を前提に語られるのが多いことに疑問を感じる方、今回はその考えを後押ししてくれる書籍の紹介です。

一冊目は、「ソロスは警告する」。
ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ
ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ徳川 家広

おすすめ平均
stars世界的投資家の視点
stars偉人の書。記憶レビュー
stars儲けた張本人による警告
stars特に後半は読みごたえある一冊
stars苦労したが何とか読み終わった しっかり理解して、次の機会に役立てよう

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アナリスト試験の勉強において、市場は効率的だから結局は市場そのものを購入するのが一番、という考えを染み込まされた我々にとって、長年利益を上げ続けている人の考えは参考になるでしょう。
そもそも経済学は需要と供給が均衡点に向かうことを前提として考えていますが、実際は安いものほど売られ高いものほど買われる状況がままあるなど、現在の社会科学を自然科学と同じように扱うことの問題を鋭く指摘して、バブルができあがる仕組みなどを解説しています。彼の哲学でもある「再帰性」の考えをご堪能下さい。


続いてご紹介したいのが「ブラック・スワン」。
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質望月 衛

おすすめ平均
stars理解不能です
stars訳が悪いとか、内容が空疎とか、もってまわった言い方とか言われてますが...,
stars不確実性の大辞典
starsこれはひどい
stars黒い白鳥がたくさん飛んでくる・・・

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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質望月 衛

おすすめ平均
stars下巻に結論めいたことは集中
stars経済学・経営学の最良副読本
stars現代ポートフォリオ理論の対極として読んでおくべき本
starsブラックスワンの飼いならし方は、下巻に書いてあるのです。
stars本書はデリバティブを駆使した「金融工学」なるものの終焉の宣言のように思えて仕方がない。

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「ブラック・スワン」とはその名の通り、「黒い白鳥」のことで、その昔は学説上黒い白鳥は存在しないとされてきたのが、実際に黒い白鳥の存在が確認されて覆されてしまいました。なぜそのようなことが起きてしまうのか、そしてそれが起こるとどうなるのかについて詳しく解説されています。
近年の金融工学の目覚しい発展により、世界には様々な商品が出回りもてはやされましたが、サブプライムショックから始まる金融危機には全く抗うことも出来ず、金融工学におけるリスク耐性のモロさを露呈してしまいました。我々は様々な数式を駆使してわかった気になっているだけなのだということが、この本を読むとよくわかります。結局は事前に計れないリスクがあり、そのリスクにどのように向き合うばよいのかをこの本は教えてくれます。


いずれの書籍も証券アナリストの勉強で偏ってしまった脳を、バランスよくしてくれるのに一役買ってくれることと思います。



ポチッとご協力下さい。いろいろな勉強法があって参考になりますよ〜。
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posted by 貧乏独学者 at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | オススメ書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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